 
木材リサイクルは、マテリアル及びサーマルリサイクルいずれにおいて、木質資源の有効利用と地球の温暖化防止など環境エコロジー面で重要なテーマと言えます。しかし、建築解体廃木材に含まれるCCA木材(銅、クロム、ヒ素など防腐剤処理木材)等の有害物質を分別しないリサイクルは、新たに環境汚染を引き起こす危険性を秘めています。
アメリカでは、CCA木材を含んだマルチング材や、子供の公園用遊具から経口によるヒ素曝露が問題となっています。また、廃木材及び焼却灰による地下水へのヒ素・クロムの溶出と発ガンへの懸念が指摘され、アメリカ環境保護庁は2004年1月、CCA処理やヒ素処理木材の住宅での使用、さらに、遊具・デッキ・ピクニックテーブル・造園用木製品・住宅のフェンス・パティオ・歩道の敷板などへの使用を禁止しました。また、ヨーロッパでも、木質ボードなどに混入したCCAが室温が30℃を超えると空気中に放出され肺ガンリスクの原因物質として懸念され、2004年6月使用禁止となりました。
欧米の規制動向から見るとCCA木材を分別しないリサイクルは、国内でも製造・流通が困難になると思われます。
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| 平成14年5月に制定された建設リサイクル法では、分別解体と廃木材の資源化が義務付けられています。また、解体廃木材に含まれるCCA木材のリサイクル利用が法律で規制されています。 |
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現在、パーティクルボードやMDF等の木質ボードに解体木材が大量に使われており、CCA木材が混入しています。解体現場でCCA木材の識別・分離と分別排出が行われていないからです。
原料に再利用される木チップ等の安全面に関する規格がないためですが、平成16年4月、国交省から木チップ利用基準(案)が発表されました。 |
| CCA木材の分別をせずに混合排出した場合は、木チップ燃料や焼却処理すると焼却灰や残渣物へ6価クロムやヒ素が大量に残留するため人体や環境への懸念が指摘されています。廃木材は燃やしているのが実情なのです。 |
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| CCA木材の識別 |
ウッドスキャン |
CCA木材の分別搬出 |
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