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湿度過多になってしまった現代日本の家づくり
正倉院はかの有名な校倉造りです。宝物や米倉も、燃えない石やレンガではなく木を使ったのは何故でしょう。火災より恐いものがあったからです。それは湿気です。伝統的な日本住まいは通気の工夫がそこかしこにされていました。しかし、最近の住宅は、いつの間にか、必要以上に気密性の高いものになっています。その結果、床下に湿気が滞留しカビやダニの原因となり、建物と家族の健康を蝕む事態にまでなっています。

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「住まいが病を招く」空気環境の悪化
高気密・高断熱住宅の普及は、必ずしもプラスの面だけではありません。シックハウス症候群をはじめ、気管支喘息,アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎,結膜炎など室内湿度の過多に起因するカビや化学物質が関与しているとの報告があります。かつて梅雨だけと思われていたカビの繁殖条件が一年中発生しているのです。その結果、建物内の湿気、汚れなどを栄養に発生したカビは胞子を飛ばし、これを吸い込んだり接触したりすることで居住者の健康を害する大きな要因となっているからです。

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木材腐朽菌による被害が急増!
最近は冬だけでなく、夏の冷房による室内温度の低下によって床下空間の夏型結露発生など季節を問わない結露の発生が新しい問題となっています。以前は、冬は外気が乾燥するという定説でしたが、最近ではほとんどの家庭が暖房を使うため、冬でも床下は寒暖の差が激しく、通気が困難なため床下の湿気は冷たい外気との温度差で表面結露となり水分が木材にどんどん付着し、腐朽菌や白アリの被害が急増しているのです。
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モニタリング実験で大きな効果を確認
梅雨期には、床下湿度を10%低く抑え、その結果、木材の含水率の増加を3分の1以下に抑える効果が確かめられました。
(左上のグラフ「床下湿度と木材含水率の変化」参照)
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